企業の採用募集や大學の學生募集に関わる制作業務を擔當しています。具體的には、専用のWebサイトやパンフレット、動畫などを始めとする広報ツールの企畫?提案とディレクションです。デザインはデザイナーに、撮影はカメラマンに、というように、制作過程で発生するクリエイティブ業務は専門のクリエイターに託します。制作に入る前に「企業や大學の広報の課題や改善點は何か」「課題を解決するにはどのような方法がよいか」「どうすればクライアントの魅力をターゲットに的確に伝えられるか」といった課題や要望を整理し、方向性を定め、広報ツールの選定や內容を企畫し、クライアントに提案。受注後は実制作の進行管理を行い、納期とコストのコントロールをするのが私の仕事です。
個々の制作物のクオリティを高めることも必要ですが、私自身が重視しているのは、広報一連の流れを意識することです。たとえ受注をしたものが動畫制作のみでも、Webサイトやパンフレットなどの他のツールを含めた全體のストーリーの中に動畫が組み込まれることを考えます。その際、採用HPが広報一連の流れと統一感がない點を見つけたため、採用HPの改定案を提案しました。 その結果、採用HPのコンペティションにお聲がけをいただいたり、その後も「考えを聞かせてください」と頼っていただけるようになりました。與えられたフィールドだけを擔當して終わるのではなく、お客様の広報擔當の一員として最善の提案をし続けること、その提案が評価されること、また自分が攜わった広報ツールが課題解決に役立つことに大きなやりがいを感じています。
VR(virtual reality=仮想現実)やAR(augmented reality=拡張現実)といった新しい技術を制作物に取り入れて世の中に発信することが求められていますが、最先端の技術に溺れることなく、「企業や大學と學生をしっかりとつなげること」を意識することが重要だと思います。屆けたい情報を屆けたい人に正しく的確に伝えることで、ミスマッチを防ぐことができると考えています。IT化が進みリアルなコミュニケーションが減りつつある狀況だからこそ、それを補う、もしくは補う以上の価値をクリエイティブで生み出していきたいです。